手術治療は、入院し全身麻酔下におこなう副鼻腔手術が根治手術として有効ですが、その場合 約10日間の入院と、術後の通院が必要となります。そこまでの手術となるとやはり抵抗を感じる方も多くいらっしゃいます。
そのため、当クリニックでは鼻づまりや膿性鼻汁を軽くできる、鼻茸摘出術をおこなっています。
(根治治療ではありません。)
手術はすべて、鼻の穴からおこないます。歯肉を切ったり、お顔に傷が残ることはありません。
また、鼻茸自体に神経は無く、手術中に痛みを伴うことはほとんどありません。


    術前検査

手術前に、採血検査、感染症検査、CT、などの検査が必要になります。場合により、鼻腔細菌検査、鼻腔通気度検査をおこないます。
手術時に摘出した鼻茸は、病理検査にて細胞を調べ、腫瘍の混在や、悪性細胞の有無を確認します。


    麻酔について

麻酔は、鼻内スプレー麻酔、ガーゼ麻酔、注射による局所麻酔をします。


    手術について

内視鏡で鼻内をみながら、マイクロデブリッターという専用の手術器機にて鼻茸を切除していきます。
手術時間は、麻酔時間を入れて20〜30分くらいです。


    手術後

手術の翌日と、一週間後の診察が必要です。
手術当日は、入浴、飲酒、運動、鼻かみ、は禁止ですが、翌日の診察で問題なければ、可能となります。
手術後は感染防止、出血予防のために一週間の内服治療が必要です。

鼻茸手術は鼻腔内の鼻茸のみを取り副鼻腔内は触らないため、時間が経つと鼻茸が再度鼻内に出てくることがあります。また、鼻茸手術で副鼻腔炎が根治するわけではないので、手術後も引き続き内服や点鼻治療が必要になります。


    費用

当日の手術費用は、片側で約9,000円、両側で約15,000円です。
検査費用が別途必要です。

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